【自転車で遠乗りしよう!!】

[1997年、斎藤浩一氏からの直渡し原稿より転載]


 

【文=斎藤浩一 構成=血祭鉄兵

roadman_1987

いま、何となく自転車に乗っている人って多くなってません?

私の思い過しなのかもしれませんが、
街中に子供が乗る自転車でMTB(マウンテンバイク)が
圧倒的に多くなっているのは事実でしょう。


かくいう私も、数年間ベランダでお休みしていたロードレーサー
(サイクリング車といえばわかりやすいでしょうか?)を修理し、
ここ1月ばかりこれで軽く汗を流しています。



何てたって自転車の魅力は、
音もなくスピードを出せるところでしょう。
まだキチンと計ったことはないけど、平地で時速4〜50km、
下り坂においては、なんと80kmを超えることもあると、
専門誌に書いてありましたよ。



これだけスピードが出るのに、
自動車のドライバーにはバイク以上にとても冷たくされる可哀想な乗り物でもあります。

以前、小田原を4人でサイクリング中(当然車道を走ってたんだけど)、
軽トラックの運ちゃんに

「おめえら、車道を走んな! 危ねーだろ!」

御意見無用軽トラ

と言われたときはムカッときたね。


だってね、時速4〜50kmも出てる乗り物で歩道なんて走ってごらんよ。
人轢いたり、看板に当たったりて、そっちのほうがよっぽど危ないって。

それにタクシーの運ちゃんも、
こっちが横を通ろうとすると幅寄せしたり、
挙げ句の果てにはこっちが横を通るのにドアを開けたりするんだぜ!

白タク

当然こっちは吹っ飛んで、
路上でうずくまってるうちにそのタクシーは、どっかへ行っちゃった。

ひき逃げ車

もっと、自動車のドライバーも、
自転車が原付バイク以上にスピードが出るっていうことをわかってほしいね。
でないと事故やわだかまりって無くなんないよ。

でも、こんな目に遭っても、やっぱり自転車ってやめらんないね。

夏場は走っててえらくキツイけど、
どっさり汗を流した後の飲み物(ビールやかき氷)が、もう美味いの何のって。


私の場合は、走った後のお楽しみをハッキリと作り、
サイクリングを楽しんでますよ。


例えば自宅は松戸なんだけど、
東上野に美味い甘味屋があるんで、
そこまで45分で行くといった具合で目標を決めて走ると、
ケッコウ頑張れるんですよ。


まあ、目的地を決めて走るのもあれば、
自宅の目の前にある江戸川サイクリングコースや
水元公園を目的もなくダラダラと走ったりもします。

サイクリングロード

自転車のもう一つの楽しみ方として
“輪行(りんこう)”というものがあります。

輪行野郎

これは、自転車の車体と車輪を外して袋に詰めて電車や車で遠くまで行く方法で、
料金も、大概の鉄道会社では、
手回り品切符(JRでは280円)を買えば自転車を持って電車に乗れます。
輪行バッグ
自転車をバラしたり、組み立てるのって、
聞くとすんげー難しい印象をもたれがちですが、
実際やってみるととっても簡単です。

慣れない人で40〜50分、
慣れてくると10分もかからずに組み立て、
分解ができるようになります。

この“輪行”を上手く使えば、高原まで電車で、
自転車では下り坂だけ走るなんていう楽しみ方もできます。



走るのをやめようと思えばいつでもやめられる。
けど、その気持をこらえてペダルを踏む。
あくまで乗り手のやる気と力でしか前進しない、
そんな自転車が、私はとても好きです。

サイクリング野郎



 


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